レビュー:Pilot キャップレス絣 Category:筆記具 Date:2015年12月06日 あまり同じ軸を何本も手に入れるタイプじゃないと思うのですが、どうもキャップレスの中字以上の字幅の書き味が気になったもので。せっかくなので限定の絣モデルです。いぜんツイッターで、絣をずっと餅だと思っていたと書いたのですが、本当です。「この模様のどこが餅なんだろうなー」なんて思っていたのです、お恥ずかしい。キャップレスの詳細については、レビュー:Pilot キャップレス マットブラック EF その1レビュー:Pilot キャップレス マットブラック EF その2こちらを参照していただくこととして、字幅EFのマットブラックと異なる部分を書いていこうと思います。ますはやはり、この独特の模様からでしょうか。 絣にもいろいろな種類があるらしく、十字絣や井絣、矢絣など・・・。矢絣の袴なんかは大正ロマンを感じさせる図案で有名ですよね。 この絣模様は金属軸の上にラッカー塗装をして再現してあるようで、触ってみるとかすかにデコボコしています。全く気にならない程度ですが。シルバートリムとの組み合わせは落ち着いていて、かつラグジュアリーな雰囲気ですね。 このキャップレス用の18kニブはとても柔らかく、よくしなります。以前から、もちろんEFは細い文字をサリサリと書けていいのだけれど、中字太字はどんな書き味なのか、ととても気になっていました。 これはとっても楽しいですね。ふわりとしたタッチの柔らかさ、スイートスポットが大きいことから得られる潤沢なフロー。ラミーの14kニブが大好きなわたしにとても向いていると思います。気密性の高さなど、キャップレス万年筆としての完成度の高さは周知の事実なので、皆様がキャップレスを絶賛するのもわかります。わたしもこの万年筆をより好きになりました。 PR