レビュー:WANCHER 記憶色万年筆 チタンニブ Category:筆記具 Date:2014年10月08日 色彩雫から、ミニボトルのセットが発売されるようですね。あまり使い切ることのないボトルインクですから、普段あまり使わない色を買うのも面白そうです。各小売店が国内外のメーカーの万年筆の色違いをオリジナルとして販売する中、ワンチャーさんはある意味異彩を放つ逸品を送り出しました。それがこちらになります。 スティピュラ・パッサポルトのエボナイト軸なんかは、北米市場向けの製品なので日本国内では流通していません。そういった製品を取り扱ってくれているので、珍しいモデルを入手できるのです。 このアメジストの他に、青軸のブルーアワーや、青と黄のマーブルなフェルメールなどなど・・・。個人的にはアメジストが一番気になったので、今回購入しました。 イタリアと樹脂は切っても切れない関係があり、メガネの生地にもよくイタリア製の樹脂が使われています。メーカーとしてはマツケリ社が有名でしょうか。メガネ生地で有名なメーカーですが、万年筆用の樹脂は卸していないのかな・・・。 キャップをポストするとかなりの長さになってしまいますので、ポストするよりもしない方がバランスよく筆記することができると思います。樹脂製の軸ですが、30グラムとそこそこの重さがあります。 そして、特筆すべきはチタンニブを採用しているという点。わたしの記憶が正しければイタリアのメーカーがよく採用しているニブですが、オリジナル万年筆でチタンニブを採用するというチャレンジ精神がすごいです。どこかのOEMでしょうが、どこでしょうか・・・。上はスティピュラのタイプT。ニブの形状がことなりますので、スティピュラではないでしょう。ニブの刻印はワンチャーさんのロゴマークになっています。ハート穴の処理の仕方にセンスを感じます。切り欠きはかなり奥まで及んでいます。スティピュラと比べて固めの書き味ですが、筆圧を書けるとしなりと字幅の強弱が楽しめます。 PR