レビュー:SOENNECKEN S6 マルーン Category:筆記具 Date:2015年10月31日 細軸が好きなわたしにとって、昔作られていた吸引式細軸の万年筆はとても魅力的です。ワンチャーさまがたまにデッドストックを販売しているので、購入してみました。ゾーネケンのつづりを間違えていますね。ただしくはKの前にCが入ります。画像の通り、マルーンの色味はプロフィットレアロのマルーンにそっくりです。カヴェコスポーツのグリーンセルロイドのシリアルナンバー001なんて、どうやって見つけたのでしょうね。さすがに買えないお値段でしたが・・・。キューブ状の無数の樹脂を埋め込んでリザード模様を表現したものや、すさまじい細密さをもったヘリンボーン模様のものなど、愛好家の間では人気のあるメーカーです。schulfullerは学童用万年筆、のような意味合いでしょうか。万年筆が学校教育の現場でメジャーな存在であるドイツらしい刻印ですね。軸径は、現在の基準で言えば細軸の部類に入るでしょう。インク窓は色付き透明樹脂のものが多いですが、これは透明ですね。たまにこの時代の鉄ペンを使うと思うのが、ふにょふにょ系の柔らかいニブだなということ。ペン芯の形状もクラシカルですね。ペン芯の先からニブまでが長く、この柔らかさなのでインクを選ばないと書けたものではありません。粘度の低いものがいいと思います。 このS6にはいろんなバリエーションがあるようで、軸色やインク窓の色など、多様な組み合わせがあるようですね。レトロなかわいさがあるので、ぜひおすすめな一本です。 PR