レビュー:Reform 1745 Category:筆記具 Date:2014年04月12日 今日は絶好の花見日和だったので、近くの桜の名所まで写真を撮りにいってきました。桜という花はあの一瞬だけ咲いているから良いんですよね。普段はひっそりと目立たない樹が、春にだけ人の心を奪う花を咲かせるのがいかにも日本的だと思います。 そんな桜について書き出したところで、本日のレビューはドイツ製品なんです。 ワンチャーさんはデルタグリップなど、廃盤の製品をかなり在庫しているようですが、どこかの倉庫からまとめて輸入しているのでしょうか。この1745も、数年前からずっと在庫がつきていないようなので、まだ購入できます。 緑の軸、黒のキャップ、青のインク窓・・・と、見る人が見れば何を意識したのか丸わかりな製品ですね。クリップの形状もそっくりです。リフォーム社はカタログにニブユニットの交換方法を写真付きで載せていたり、発想はかなり先進的なメーカーだったようです。 このツマミがかなりシブいのですが、デッドストックの廃盤製品ですし、ある意味仕方が無いかなと思います。シリコンスプレーを吹くと改善するそうです。 いかにもなチープさがただよう樹脂ですが、それが逆にレトロ感を漂わせています。めっきの怪しさもこの製品なら許せるというか、良い方向に働いているとすら感じてしまいます。軸はかなり細いですよ。PelikanのM300よりは確実に細いでしょう。 前述のとおり、もとがニブユニットを交換しながら使うように設計された製品ですので、副次的に分解がしやすいです。洗浄も楽。2000円台の安い製品ですが、この辺がきっちりしているのが素晴らしいですね。さすがドイツ製品といったところでしょうか。 実売価格もラミー・サファリより安いですし、気になったら買ってみても良いと思います。書き味もいいですし、値段以上の楽しさのある製品ですよ。 PR