レビュー:PARKER 75 万年筆 シズレ Category:筆記具 Date:2014年05月24日 パーカー祭りはもうちょっとだけ続きます。状態はあまり良くないですが、75のシズレを手に入れました。銀軸ですが、実用の妙が感じられる銘品です。 銀軸万年筆というと、高級品だとか、観賞用だとか、いろんな言葉が浮かんでくるのですが、こと、このシズレについては、実用に供することでその良さがより味わえる万年筆だと思います。 プラスヴァンドームは30μシルバーコートらしいですが、このシズレはどうでしょうか。 写真で撮るとメッキはげが目立ちますね。格安で手に入れただけに、状態は良くないです。この辺はコレクターでもありませんし、完璧なコンディションを求めるわけではありませんのであまり気にしません。シズレの雰囲気が味わえればそれで良いのです。 プラスヴァンドームはフランス製造でしたが、こちらはアメリカ製造。パーカー社の工場は世界中にありますし、75も息の長い製品でしたので、いろんなところで作られています。スターリングシルバーは別名925シルバーで、こちらを聞いたことのある人も居ると思います。最も硬く、最も黒ずみにくい銀の比率らしいです。 本当の初期型ニブは太さの表記が数字らしいので、おそらくここだけ別のものと取り替えられているのでしょう。ニブが容易に換えられる75ですので、十分考えられます。 試しに45に付いてきたゴムサック式のコンバータを刺してみましたが、つまることなく使用できました。本当に微妙な寸法の違いなのでしょうね。ということで、今は違うインクを入れて使っています。 プラスヴァンドームと並べて。どちらもシルバーなのですが、シズレの方がシブい気がします。格子状のパターンは、黒ずみが付いても様になってしまうというか、むしろピカピカだと違和感があると思うのですよね。是非、使い込んで黒くしちゃってください。 PR