レビュー:LAMY dialog3 その1 Category:筆記具 Date:2014年08月13日 前回キャップレスの記事を書いたときに、「キャップレス万年筆の技術にはパイロット社に一日の長がある」としていますが、実際はどうなのでしょうか。ラミーのダイアログ3です。キャップレス万年筆はギミッキーな筆記具の多いラミー社のイメージにもあっていますね。パイロットのキャップレスはノック式、こちらはツイスト式になっています。 レビューブロガーとしては、やはり二つを比較してみたくなる訳でして・・・。また、やはり一ラミーファンとしてはダイアログ3はずっと気になっていた万年筆だったのです。 ダイアログ3を見回してみると、やはりラミー・ピコとデザイン上の共通点が見て取れますね。フランコ・クリヴィオ氏はスイスのシューレンの生まれ。現在は欧州の複数の大学で教鞭も取っているらしいです。 どことなくテッシーに似たダイアログ1、収納式のクリップが面白いダイアログ2。そしてこのキャップレス万年筆のダイアログ3ですが、わたしとしてはギミッキーで面白いペンシルのダイアログ4を御願いしたいですね。 ラミーの金ペンは始めて使いましたが、どちらかというとフローで書かせるイメージのある硬めの鉄ペンとはかなり印象が違います。同じ形状でも材質が変わるとここまで柔らかく、しなるようになるのかとちょっとびっくり。 これだけ小さいクリップでも、しっかりバネ式で上の画像のように機能します。2000もそうですが、ラミー社はクリップに並々ならぬコダワリを持っているような気がします。このダイアログ3のクリップも、それだけでないギミックがありますが、それは次回。 上の画像を見ると、ペンポイントは三角研ぎになっているのが分かります。わたしの好きな書き味の万年筆は大概がこの研ぎ方なので、ラミーの金ペンはわたしに合っているのかも知れません。 PR