レビュー:LAMY cp1 Category:筆記具 Date:2015年07月26日 ラミー2000の妹分といえば、このcp1でしょう。cylindrical penの頭文字をとった、まさに円筒形の軸が特徴な万年筆です。 細軸好きでラミー好きなわたしとしては、ある意味外せないペンなのですが、紹介が遅くなってしまいました。インクは涼しげにターコイズを入れてみましたよ。 cp1にはマットブラックのラッカー軸(ステンレスニブ)とこちらのプラチナコーティングの2種類がラインナップしています。過去にはホワイトのラッカー軸や、スターリングシルバーコーティングの軸もあったそうですよ。 ローラーボールは過去のシリーズにはなく、現行シリーズから新たに仲間に加わったバリエーション。これでcp1でペンケースを占めることができるようになったわけです。ツインペンにはプラチナコーティングがないのですが、マットブラックならお揃いでそろえることもできます。 1970年代といえば細軸万年筆の全盛の時代で、モンブランからはノブレスが、ペリカンからはシグナムが、アウロラからはアスティルがでていたりと、このcp1の仲間がたくさんいます。現在でも生き残っているのはアスティスとcp1くらいでしょうか。 国産より太めと言われることが多いラミーですが、このEFはセーラーでいう、中細くらいの字幅だと思います。わたしがたまらなく好きな字幅ですね。 軸のパターンがより、その細さを強調させているのか、実際はそこまで極細な軸ではないのですがちょうどグリップしやすい絶妙な細さと重みで、書いていて疲れません。唯一金色をしているニブのスリット部も含めて、非常に美しい、完成された万年筆だと思います。 PR