レビュー:FABER-CASTELL アンビション レジン Category:筆記具 Date:2016年02月20日 だんだんと日が長くなってきましたね。寒暖の差が激しいですが、体を壊さないようにきをつけましょう。さて、高級ラインであるグラフ・フォン・ファーバー=カステルの製品ばかりご紹介してきましたドイツのファーバー=カステル社ですが、今回はメインラインの製品です。 ラミー、ファーバー=カステル、モンブラン、カヴェコ、ペリカンと、ドイツのメーカーはどれも好きですが、しっかりとそれぞれ個性があって面白いです。ファーバー=カステルはクラシカルな魅力とモダンな美しさを兼ね備えたメーカーだとおもっています。 アンビションはファーバー=カステルのデザインシリーズに属します。どちらかといえばモダンな筆記具を展開しています。アンビションなんかはその好例ですね。円筒形細軸の、とってもシンプルな筆記具。 アンビションには紹介しきれないほどの軸の素材、仕上げのバリエーションがあるのですがこのレジンは最も基本的な一本ではないでしょうか。ラミー2000を思い起こさせるようなヘアライン仕上げのブラックレジンが、キャップから軸まで一直線のシンプルな軸の魅力を引き立てていますね。 首軸が短く、独特なデザインのこの万年筆は、重量のほとんどが金属製のなめらかなキャップに集中していますので、キャップをポストするとかなりのリアヘビーになってしまいます。ここは伯爵コレクションのペルナンブコも同様。ですので、わたしはキャップをポストせずに使っています。キャップは勘合式ですがパチッと、小気味良い音をして嵌まります。インナーキャップもしっかりしていますしドライアップには強そうですね。クリップは伯爵コレクションにも通じる、曲線を描いた意匠。ファーバー=カステルはチープラインでもこんなクリップですよね。日本では割引されて7000円ほどで手に入りますし、おすすめの一本です。 PR