レビュー:パイロット スイッチ Category:筆記具 Date:2016年02月06日 ライターとして参加させていただいている、Stationery Meetingでisuさまが紹介されていたパイロットのスイッチ。マルチペンながらも、現在ではあまり見られない仕組みに魅了され、ずっと探していたものがようやく見つかりました。 実は、現在でもこのスイッチの後裔ともいうべき、バーディスイッチが販売されているのですが手帳向け筆記具のバーディシリーズですので、一般的な筆記には適さない細さと小ささ。 それゆえに、廃番になって久しいであろう、こちらの本家本元のスイッチを今回購入いたしました。記事サムネイルにもある通り、頭としっぽでシャーペンとボールペンになるというマルチペンです。 バーディスイッチと違い、スイッチは一般的な細軸筆記具と同じくらいの軸径があり、重さもそれなりにありますので、十分一般的な筆記に使えるマルチペンです。 ノックボタンを外すとしっかりと消しゴムまで存在し、このままではシャーペンにしか見えませんが、ここから芯を補充することはできません。スイッチは頭としっぽで、キャップを差し替えることにより、シャーペンとボールペンを切り替える発想のマルチペンなのです。 シャーペン機構とボールペン部分のせめぎあいの結果、ボールペンのリフィルはこんなにも小さくなってしまいました。芯はこのリフィルを外して補充します。それゆえに、ボールペンでの筆記時に筆圧をかけすぎるとシャーペンがノックされて芯が出てしまうのが難点。ですが、リフィルが思ったより軽い書き味であり、よほどの方でないとノックはされないのではないでしょうか。高級感のある軸に面白いギミックを仕込んだ、意欲的なマルチペンだといえるでしょう。 PR