忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コラム:アスコルビン酸による万年筆の洗浄



今回の記事を書くにあたって、pgaryさまの「趣味と物欲」を参考にさせていただきました。

古典インクに対する深く詳しい記事は読み応えがあり、いつも楽しみにしています。






といっても、ペリカンやローラー&クライナーの古典インクはそこまで神経質になる必要も

無いように感じます。近頃は顔料インクも耐水性を売りにして販売されていますが、

顔料インクの洗浄は全く別の方法になるので注意が必要です。






一ヶ月間、ろくなメンテナンスも行わずにレジストラーズインクを入れたパーカー75を

酷使していましたので、今回アスコルビン酸を入手してきれいになってもらいました。






試しになめてみましたが、汗をかくほど酸っぱいです。

今回は水100グラムにつきアスコルビン酸粉末1グラムほどを目安に水溶液にしました。






事前に水をコンバーターを使って出し入れし、しばらく浸けておいたのですが、

取れないものは取れないのですね、しっかりと澱が浮いてきてちょっとびっくり。

ニブはちょっと変色していたのですが、14kらしい輝きを取り戻しました。






黒々とした美しい色、優れた耐水性など、わたしもお気に入りのレジストラーズインク。

使っていくにあたり、これもお気に入りのパーカー75を労るためにも

しっかりとメンテナンスを今後もしていこうと思います。




PR