レビュー:Kaweco セピア Category:インク Date:2014年07月14日 セピアはそもそもイカスミという意味で、過去にはイカスミを原料にしたインクが実際に使われていたこともあったらしいですね。現代では万年筆博士ブランドでイカ墨セピアが売られています。 そういう意味では万年筆との親和性も高いセピア色ですが、いざインクとなると実はあまり無いのが現状です。カヴェコのセピアは有力な選択肢の一つ。 ヨーロッパ互換のカートリッジとほぼ寸法が同じ小型コンバータが、スポーツ万年筆用として販売されていたのですが、製造元の倒産だとかで、現在入荷がストップしています。 もちろん国産のカートリッジインクに比べるとべらぼうに高いですが、舶来ならまぁこんなものかなと納得出来てしまうのが恐ろしいところです。 実際にイカスミを使用したセピアインクは、匂いがキツかったり日持ちしなかったり粒子が粗いために扱いが難しかったりするらしいのですが、このカヴェコのセピアはもちろん通常の染料インクのため、そんな心配はありません。 土用との比較がこちら。かなり濃い茶色の土用とはかなり差があります。カヴェコのセピアはかなり、わたしの思い描くセピア色のイメージに近いです。 趣味の文具箱vol.30でも紹介されていましたが、カヴェコのボトルインクが発売になっています。確かにカートリッジインクよりはお買い得なのですが、30ml2000円という価格設定はどうかと思います。75ml4000円の伯爵コレクションよりも高いってどういうことですか・・・。 最後は値段への愚痴になってしまいましたが、色は素晴らしいですしおすすめのセピアです。 PR