レビュー:ローラー&クライナー スカビオサ Category:インク Date:2014年06月03日 tumblrはじめました。アドレスはこちらです。主に写真を載せていこうと思ってます。とりあえずTwitterと連携させています。tumblrの投稿はTwitterにも反映されるようです。 選択肢の少ない古典インクのなかで、ローラー&クライナーは有力な選択肢になっています。本日は同社からスカビオサのご紹介です。 ローラー&クライナー社のインクは水性顔料インク・・・と言いたいところなのですが、耐水性が怪しく、本当に顔料なのか?と疑問をもたれているようです。このスカビオサとサリックスは正真正銘の没食子インクです。 スカビオサとは和名マツムシソウと呼ばれる植物で、奇麗な青紫色の花を咲かせます。その名前はラテン語で疥癬を意味し、この植物から作られる薬が皮膚病の治療に使われていたことに由来するそうです。 箱の中にはこんな注意書きが。スカビオサとサリックスについては、万年筆は金ペンのみを使用する旨の記載があります。いくらステンレススチールといえども、高酸性の没食子インクを使用すると問題が発生する可能性があります。 色の方向的には多聞パープルグレーにかなり近いですが、若干紫に近いです。というよりも、多聞パープルグレーが黒すぎると言った方が正しいかもしれません。 上の画像は水をかけて乾燥させたものですが、しっかりと色まで残っています。実用という意味でも、色を楽しむという意味でも貴重なインクだと思います。 PR