レビュー:セーラー万年筆 青墨 Category:インク Date:2014年08月12日 普段は夜の22時ほどに更新するのですが、最近はお盆休みをいただいていますので夕方に記事を書いています。こんばんわ。テーゲー日記さまで記事を見て以来、ずっと気になっていたのがセーラーの青墨。ボトルインクを手に入れるか、カートリッジにしようかなんてことをずっと考えていたのですが今回ついに手に入れました。結局ボトルインクです。青墨と言えばやはり顔料インク。国産の顔料インクの青系となると、この青墨かプラチナのピグメントブルーということになります。 粒子をどうやって細かくしているかとか、本当にナノなのかといったことは分からないのですが、顔料インクの特徴はそのままに、若干扱いやすくなっていると見て良いのでしょうか。それでも、ドライアップは強敵なので注意が必要です。 ヤード・オ・レッドのブルーブラックや色彩雫の月夜に近いブルーブラックです。ブルーブラックにしては青味が強めで、黒っぽい青というよりは、若干色がにごった青というような感じ。青墨という名前によくマッチした色だと思います。 通常のジェントルインクが実売1000円以下なので、この価格差はひとえに製法の違いや扱いの難しさ故のものなのでしょう。それでもわたしはそんなに高いとは思いませんが。 カーボンブラックは濃淡の無いほど黒!といった感じの色でしたが、この青墨はしっかりと万年筆用インクらしい濃淡が楽しめます。それでいて顔料インクの良さも持っているので使い方に気をつければ大変おすすめのインクです。 一分ほど流水にさらした後、乾かしたのが上の画像。さすが顔料インクといったところで、没食子インクのような色素抜けも見られません。が、そもそも色が良いインクなので、それだけでわたしは青墨をオススメします。 PR