レビュー:キングダムノート別注 ジェントルインク ヒグラシ Category:インク Date:2015年02月11日 現在いわゆる繁忙期というやつでして、更新頻度はちょっと下がると思います。ツイッターは今まで通り反応いたしますので、よろしくお願いします。現在キングダムノートさまでは三種類のオリジナルインクが存在し、野鳥シリーズ、昆虫シリーズ、きのこシリーズの計15色。 サクラタケはなんとも不思議なインクで、コンバータにいれてしばらくすると緑色に変化するというつかみどころのない、きのこのような色彩です。このヒグラシはどうでしょうか。 ヒグラシは緑色のセミのイメージがありますが、山に近づくほど黒味のある色に変わるそうで、田舎の里山などでは黒っぽいヒグラシが鳴いているのかもしれませんね。郷愁を誘う、儚げな甲高い声が特徴で、気温が下がり始める夕暮れ時に鳴くことから、日暮らしの名前がついたとか。オリーブオイルのあの、綺麗な色のガラスボトルにそっくりの色です。Pentの万年筆は気になってはいるのですが、シュミットの鉄ペンなので躊躇ってしまいます。書き味が想像できてしまうので・・・。軸の生地は素晴らしいんですけどね。 スキャナーに通すとかなり色が褪せてしまうのですが、(たぶん紙面の色のせい)手持ちの二つのグリーン系インクとはまったく違う色で面白いです。スピナッチグリーン、オリーブグリーン、シーウィードグリーンといった感じ。 セーラーのインクくらいの粘度がちょうどいいと、最近は感じています。色彩雫はもちろん、濃淡が出て素晴らしいのですが、ノーブルノートですらときたま滲んでしまいますので・・・。 PR