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コラム:青色のこと



深淵なる青色の世界。

わたしなんかは、その世界に片足の小指を突っ込んだにすぎないのですが、

インクで検索をかけていらっしゃる方が意外に多いので、今回は

ブルーインクに焦点を当ててみようと思います。







大まかに分けて、ロイヤルブルー系、ブラックブルー系、ピーコックブルー系などと

わたしは勝手にカテゴライズして呼んでいるのですが。









月夜はいまや、押しも押されぬ色彩雫ナンバーワンですよね。

日本らしい、繊細な色遣いの同シリーズのなかでも、ひときわ

美しい色だと思います。例えばエルバンは月夜を紫色のムーンシャドウで

表現しましたが、月夜をこの色としてとらえるのはいかにも日本人的というか・・・。

わたしはクリーム色のノーブルノートで使っているのですが、その若干の黄色味が

またいいアクセントになっています。テキトーに殴り書きしても、

ノートが御伽の国の世界のような。これは言い過ぎかな(笑 







 

いっぽう、この摩耶ラピスも夜景という、夜の世界を表現したインクなのですが、

月夜と全く違う色なのが面白いですよね。月夜が御伽の国の夜空なら、

この摩耶ラピスは洒脱な神戸の夜空でしょうか。

すっきりとした青色で、使いやすい色です。セーラーの万年筆との相性もいいですヨ。

問題があるとすれば、何度も言っちゃってますが、ボトルの形状ですよね。

せめて、インクブレンダーのボトルを使って欲しい・・・。









タンザナイトは、人によっては「これ黒じゃない?」と言うと思います。

それほど深く、暗めの青色です。まさにブルー・ブラック。

彩度を押さえることでインクの濃淡がかなり強く出ますので、フローのいい軸や

太字の字幅の万年筆で使うのが良いと思います。

ブログにも、このタンザナイトをワードにして来られる方が結構いらっしゃいますので

注目度の高いインクかなと思います。おすすめですよ。









アスティルに入るコンバータが在庫切れということで、半ばしょうがなしに

使い始めた(付属のカートリッジインクがこれだったのでただ刺しただけ)という

なんとも不憫な扱いを受けたアウロラのブルーですが、書けば書くほどどんどん

好きになってしまい、ついにカートリッジを買い足してしまいました。

聞けば聞くほど好きになる曲をスルメ曲なんていいますが、このインクはまさに

スルメインクとでも言いましょうか(笑

色としては、ブルーと言いつつ割と濃いめ。若干の緑味があるのですが、

月夜ほどは強くありません。世に言うインディゴブルーのような色です。

コンバータが手に入ってもこの色を使いたいので、ボトルインクも買ってしまうかも。

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