レビュー:神戸派計画 SUITO Category:アナモノ Date:2015年10月11日 グラフィーロに続いて、神戸派計画の記事第二弾。万年筆用の吸い取り紙、SUITOです。とにかく、紙にこだわった製品をラインナップしている神戸派計画さん。素晴らしい紙を使用したグラフィーロは本当にびっくりしました。あの滑らかさ、発色の良さは癖になりますね。 特に、この精緻な細工のプロムナードのニブが青墨にまみれている画は素晴らしく美しく、官能的とも言えるのですが、なにぶん顔料インクがべっとりなままキャップをする訳には・・・。 プロッターはインクを拭き取るというよりも、筆記時に余計なインクを吸い取ることで、早く乾くようにする道具ですね。モンブラン社のニブクリーナーは、本当にニブを拭くためだけの消耗品をここまでラグシュアリーにしてしまうのはさすが、という感じ。 このように使い方が書いてある紙がパッケージになっています。メーカーとしてはこのサイズはノートのしおりのように使うことも想定しているようですね。さすが吸い取り紙ということで、ティッシュなどでは残りやすいインクも、しっかり綺麗に拭き取ってくれます。 神戸派計画の製品ということで、常用するにはちょっと厳しい価格設定なのですが、この用途に使うには全くもって必要十分な性能で素晴らしい製品です。SUITOで吸い取ったインクを眺めるのも、また一興ではないでしょうか。 PR