レビュー:カツシカセルロイド ペンケースL Category:アナモノ Date:2014年02月21日 やっと金曜日です。学生の頃は「花金」なんて何のことかサッパリ分からなかったですが 今となっては身にしみて感じます。こんばんわ、sepdectryです。 セルロイドは今となってはあまり見かけない素材になってしまいましたが、 本日はそんな、セルロイド製のペンケースをご紹介します。 セルロイドは史上初の熱によって変形させることが出来る人口樹脂です。 かつてはその性質と美しい艶から、象牙やべっ甲などの希少な自然素材の代用品として 一時代を築きました。主にペンケース、眼鏡、玩具などですね。 しかし、そんなセルロイドの黄金時代も長くは続かず、その発火性の高さが 主に米国で問題視され、市場から姿を消すことになりました。 現在はアセテート樹脂がセルロイドの代わりに多種多様な製品に使われています。 眼鏡はともかくとして、樹脂製の万年筆の軸も、今はほとんどがアセテートです。 葛飾区はかつてセルロイド製品の一大生産地だったらしく、現在も アクリルやプラスチック製品の製造が盛んらしいです。 セルロイドの良さ、歴史を再び発信していこうというモットーで 「カツシカセルロイド」の製品は作られているそうです。 以前はこういう箱形の樹脂製ペンケースはよく見る存在でしたが、 今はあまり見ませんよね。若い世代には逆に新鮮かもしれません。 裏面にはカツシカセルロイドのシールが。わたしはこういうシールは 真っ先にはがしてしまうタイプなのですが、今回はあえて残してあります。 使い込んでシールがぼろぼろになっても、それはそれで味ですよね。 うーん・・・美しいです。俗にいうべっ甲柄は今密かなリバイバルブームらしく、 眼鏡もクラシックなべっ甲柄のものが人気だったり、女性のネイルでも べっ甲柄のものがあるらしいです。流行は繰り返すんですねぇ。 アナログとデジタルの間で(仮)さまの記事にもありましたが、TWSBIの出すという セルロイド軸万年筆にはかなり期待しています。べっ甲柄も是非出してほしいです。 PR