レビュー:Pelikan Signum Category:筆記具 Date:2014年04月02日 アスティルのことを「賛否両論」と紹介しましたが、このシグナムについては圧倒的に「否」が多いです。何故でしょうかね。 インクはエーデルシュタインの2013限定色、「Amber」を入れました。まさに琥珀色ですね。良い色だけに、限定なのがもったいないなぁ。 M300はあの細さでちゃんと吸引式なのがすごいですよね。兄弟モデルのM320も含めて、気になる所ではあります。 ゴールド、シルバープレートのモデルやこのマット仕上げのモデル、全体にヘアラインが施されたモデルなど、かなりのバリエーションがあったようです。ちなみにわたしの所持しているものは、「Signum560」というモデルのようです。 シグナムが姿を消してちょっと後にニュークラシックという細軸のモデルが出たりもしましたが、こちらもすぐにカタログ落ちしたようです。現行ペリカンの細軸といえば、現在はM300ですね。(そんなに細くないですが) そもそも、80年代の万年筆には流行なのか、こういう仕上げが数多くみられます。 ニブはかなり薄いです。シンプルなつるんとした形状で、この薄いニブで、14K。よって、ものすごく柔らかいです。EF?これが?といった字幅でもあります。ペンポイントは小さいので、EFには間違いないのでしょうが。フローも良いです。が、全体的にフローが渋いのがこのシグナムの常だそうなので、この個体の特長かなと。 規格の統一と消耗品の流通は、万年筆にとって評価の一端ですよね。その製品独自規格のコンバータを出すのはいいとして、ちゃんとカタログ落ちした後も流通させてほしいですね。 うーん、偶然似た仕上げのものを手に入れたこともあって、ノブレスとそっくり。 コンバータを3本、ボトルインクを2本手に入れての、ようやく万年筆1本。ペリカンコンバータって本当に使い勝手がいいんですよ。手に入れておいて損は無い!このシグナムも、もっと愛してくれる人が増えればいいな、と思います。 PR